こちらは一条オーナーのお宅で見かける頻度の高いシチズンのコードレス温湿度計THD501です。我が家も御多分に漏れず入居直後に購入して活躍してくれています。
何が便利かと言えば、親機と子機の設置場所、それぞれ二か所の温度湿度が分かる点です。子機を室外に設置すれば室内に居ながらにして外気温・湿度が数値として見える化される点です。
i-smartなどの高気密高断熱住宅に住んでいると、時間・季節による室内の温度差が少ないことから、外の様子を知る上で「今日は暑そう、寒そう」ではなく「外は〇℃なので暑い、寒い」と分かることはエアコンの運転、床暖房の温度設定、加湿器の稼働をする上でとても役に立ちますよね。
今回発生したエラー
冒頭の画像のエラーが発生しました。気温が氷点下になると湿度表示が「--」となるケースがあるのはご存知の通りです。こんな感じです。
今回は冒頭の写真のように、温度湿度共にエラー表示となっていました。
親機についているリセットボタンを押してみたのですが、エラーは消えず。「子機の故障?」かと慌てて買った時以来見たこともなかったマニュアルで確認したところ「5分経過しても、本体が子機センサーからの電波を受信していません」というエラーだったようです。
ネットで調べたところ子機の故障による交換は2,500円掛かるようで、親機子機の新品の値段が約5,000円程度であることを考えると、ちょっと痛い出費になります。
我が家の子機はソーラーカーポートの雨樋に結束バンドで留めています。
面倒ですが修理のため子機を外して、マニュアルに書かれている子機のリセットボタンを操作してみることに。
こちらが子機のリセットボタンになります。親機のリセットボタンを押した後、この子機のリセットボタンを押すことで、先ほどのエラーは解消しました。
購入してから一年半にもなりますが、このエラー自体初めて見たものなので、電波を受信できなかった原因が何だたのかを特定することは出来ませんでした。経年劣化による子機の電波が弱くなったのか、親機の受信感度が低下したのかもしれません。
子機を屋外に設置する上での注意点
シチズンのコードレス温湿度計THD501の商品情報はこちらにあります。
子機からの距離
マニュアルによれば
とあります。
子機の仕様に書かれている「工事設計認証番号: 004YVA0050」で調べると周波数は426.025MHz、出力は0.001Wと思われますので、周囲の環境によってはおよそ100メートルほど電波が届く距離かと思いますが、子機を屋外に置くことを考慮して30メートルとしてあるのかもしれません。
電波は障害物にぶつかると減衰しながら反射する性質があります。高性能Low-Eペアガラスともなると面抵抗値が大きく(Ω/□≦10程度)なるため、設置場所によっては電波を受信しにくくなります。
防滴構造
防水構造ではありませんので設置場所に注意が必要です。我が家のようなカーポートの中や庇の掛かるバルコニーなどを設置場所として考えた方が良いと思います。
参考 防水(Wikipedia)
仕様にはJIS防水保護等級での表示がありませんので正確な事が分かりませんが、「防滴」とあることから生活防水程度、水が多少かかっても問題ないレベルかと思います。正確な防滴のレベルはメーカに聞かないと分からないと思います。
最後に
改めてマニュアルを見ると今回のエラー以外にも様々なエラー表示がありました。
子機センサーの電波を1時かに状受信できない場合「Er Er」のエラー表示となるようです。今回のエラーは5分経過しても電波を受信できなかったため発生したようで、電池が消耗している可能性も考えられました。あまり外すことのない子機なので電池交換もしておきました。
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