今回新たに購入した温湿度計をご紹介したいと思います。
今年に入って新居に宿泊した際に発生した結露です。温度、相対湿度から絶対湿度を計算すれば、何度まで気温が下がれば結露するのかは計算上は分ります。
しかし窓とハニカムの間の気温が一晩中でどのような変化をしているのかはずっと起きて計測するのも不可能なので、今回温度・湿度の変化の具体的なデータを記録してくれる温湿度計を探してみました。
温湿度SDデータレコーダーについて
冒頭の写真、左は一条ブログでも度々登場するお馴染みの温湿度計「シチズン コードレス温湿度計 ホワイト THD501 」です。
今回購入したのが右側「温湿度SDデータレコーダー(記録計) / 熱中症指数モニター AD-5696」です。メーカーHPによれば定価18,000円とありますが、ネットでは12,000円程度で購入できます。
この温湿度計で表示されるのは温度、湿度、暑さ指数(WBGT)、時刻となっています。
この温度、湿度、WBGT指数、日付、時刻がSDカードに記録される仕組みになっています。
記録間隔は1分~720分毎を選択出来ます。商品に添付されているSDカードが4GBありますのでこれだけで通常の使用には十分な容量です。
SDカードは本体脇に差し込むようになっていますが、ちょっと差込口が狭い&深すぎるため爪を短く切っている場合は出し入れに苦労します。
本体裏にある設定のボタンです。初期設定ではこの背面のボタンとフロントのボタンの両方を操作しなければならないので、お世辞にも使い勝手がよろしくありません。
電源は単三3本または付属のACアダプター(付属品)のいずれかで使用できます。
実際のデータの加工方法
SDカードのデータ
SDカードに生成されるのは次のようなtextファイルになります。
このデータをエクセルにコピーペーストします。
一つのセルにに日付、時刻、温度、湿度、WBGTのデータが表示されてしまいますので、データを比較したり、グラフ化するのには適していません。関数を使って必要なデータを抽出します。
A列にSDカード内のデータを貼り付けた場合B、C、D列に次のような関数を挿入すれば時刻、温度、湿度のデータだけを取り出せます。
B: =MIDB(A2,12,5)
C: =MIDB(A2,23,4)
D: =MIDB(A2,28,6)
ついでに飽和水蒸気量と絶対湿度のデータも知りたい場合にはE,F列に次のような計算式を挿入すれば求められると思います。
E: +C1^4*0.000002614+C1^3*0.0001626+C1^2*0.0096498+C1*0.34455+4.7838
F: =0.622*(+(+C1^4*0.000004644+C1^3*0.00008715+C1^2*0.01284+0.31787*C1+4.603)*D1/100)/(760-(+(+C1^4*0.000004644+C1^3*0.00008715+C1^2*0.01284+0.31787*C1+4.603)*D1/100))*1000
グラフ化
このデータをグラフ化してみると
こちらは床暖房28度設定、ハニカムを20㎝ほど開けておき、ハニカムと引違い戸の間に置いた温湿度計のデータです。
もう一例、こちらのデータは床暖房を入れていない2Fの北側の引違い戸。ハニカムを全く開けずに締め切ったまま測定したデータです。
なかなか面白いデータが取れそうですが、如何せんまだ本格的に暮らし始めていないためデータの数が少なすぎるため詳しい分析には至っておりません。来年の冬には本格稼働して様々なデータを取ってみたいと考えています。
コメント
おお!(^o^)まさしくやりたかった事をやっていただいてます。
快適環境を維持しながら、結露対策をどうするか考えるには、このデータが必要と思ってました\(^o^)/
データロガーとして12,000円ならリーズナブルと言えますね(^_^;)家庭用としてはお高いですがお小遣いで買えない訳では無い。
追加報告期待しております!m(_ _)m
ヤンさんこんばんは^^
このデータロガーの一番の使いやすさはSDカードに記録が取れるところでした(取出し自体は難儀ですが)。
データ数があまり無いのが隔靴掻痒なんですが、他の方で使う方がいればデータを比較も出来るので楽しそうです。
さらにもう一台あれば、ハニカムの外内で比較したデータもとれるので、比較には良いかもしれません。