昨年の7月に森のしずくでフロアコーティングを施工してから一年が経過しました。
フロアコーティングは施工直後が一番きれいな状態です。その後はフローリングを覆っている塗膜の摩耗や擦れなどの原因で施工当初の状態が徐々に失われていきます。ただしこのような劣化のスピードは、どのような種類のコーティングを施工したか、またその施工技術によっても異なるようです。
Web内覧会48回目として我が家の一年経過したフロアコーティングの状態をご紹介したいと思います。
施工したフロアコーティング
森のしずくで取り扱っているフロアコーティングは数種類のラインナップがありますが、我が家で施工したのは「ナノピークス」というガラスコーティングになります。
ナノピークスについては同社のHPに商品としては掲載されていませんが、ナノグラスコート30と性能面では同等、唯一異なっているのが艶があるのがナノピークス、艶が抑えられているのがナノグラスコート30と考えていいかと思います。
ナノピークスはナノグラスコート30と同様の30年保証となっています。
森のしずくの取扱商品についてはこちらの記事もご覧ください。
一年経過後の様子
施工直後の様子はこちらの記事でご紹介しておりますので、一年経過後の様子と比較が可能かと思います。
今回はフロアコーティング施工後に発生するといわれている項目について、一年経過後のナノピークスの状態がどのようになっているのかご覧ください。
艶の変化
施工直後の様子と比較すると艶は落ち着いてきた感じがします。上記の写真をご覧いただくと決して艶が失われたのではなく、例えは難しいのですがシャープな感じからソフトな艶になった気がします。
塗膜の剥がれ・ひび割れ
一番負荷が掛かるであろうと思われる階段の降り口付近の様子ですが、今のところ特に問題はありません。
余談ですが一条工務店の1Fのフローリングの向きが階段に対して垂直方向になっているのは、この階段から床に降りる際のフローリングの負荷を軽くするためです。
ナノピークスは粒子が細かいことから密着性が高く、一般的なガラスコーティングで問題となる硬度が高いことにより起こるひび割れには強くなっています。
次に過酷な条件下であろうと思われる子供部屋(?)も今のところ劣化は見られません。おもちゃを床に落としたことによる傷やへこみが随所に見られるのは仕方がないことです。こればかりはフロアコーティングを施工していても防ぐことは出来ません。
傷はひどいものではないため補修の必要はありませんが、森のしずくではこのような日常生活で生じる傷や汚れについても無償で補修を行っている点は他社の保証内容より手厚くなっています。
我が家でも既に一度補修に来てもらっています。
黄変・白華
黄変・白華とはフロアコーティングの塗膜が黄色や白色に変化してしまうことを言います。
共に原因を特定するのは難しいようですが、黄変は塗膜が黄色く変化する場合やフローリング自体が日焼けして起こることがあり、白華はフローリングの乾燥が不足したり、施工時の湿度等により起こることがあるようです。
我が家のフロアコーティングの塗膜については特に劣化は見られず、良好な状態が維持されているようです。
撥水効果
こちらはキッチンの床に水を撒いてみましたが撥水効果は施工当初から全く変わっていません。ナノピークスの撥水効果は極めて高いので、汚れなども軽く水拭きで落とせることから床のメンテナンスは非常に楽です。
この写真の部分はIHの前の床になります。調理の際の油はねが気になる場所ですが、耐熱1200℃のナノピークスの塗膜は今のところ何の変化も見られません。
一般的にガラスコーティングは熱に弱いと言われますがナノピークスは問題なさそうです。
耐薬品性
ガラスコーティングはキッチンハイタ‐のような塩素系漂白剤に対しては弱いと言われているケースもあります。この点についてナノピークスは耐薬品性、耐塩性に優れているとされています。
実際に実験してみました。用意したのはキッチンハイタ‐です。
フローリング上に泡を垂らして30分ほど放置してみました。
結果何の変化もおきませんでした。耐薬品性に効果があることが判りましたが、これがナノピークス故の性能なのかもしれません。通常のガラスコーティングで実験するのは自己責任でお願いします。
最後に
ガラスコーティングはUVコーティングと比較するとその歴史は浅く僅か5年ほどのようです。またナノピークスに至っては取扱いが始まってからまだ数年しか経っておらず、経年による劣化・変化がどのように進むのか全く情報はありません。
耐久性能については促進対候試験(太陽光・温度・湿度・降雨などの屋内外の条件を人工的に再現し、劣化を促進させ、いち早く製品・材料の寿命を予測する試験)では10年をクリアしているようで、その後も効果は持続するようです。また通常のガラスコーティングと違い塗り直しも可能となっています。
フロアコーティングについては考え方も様々ですから、コーティングを行わないのも一つの方法です。しかしフロアコーティングを行うと決めた場合、玉石混淆の業界ですから業者選びは十二分に検討することを強くお勧めします。
今後も我が家のフロアコーティングの状態については定期的にご覧いただければと考えています。
コメント
閑古鳥さん
こんばんは(*^ー^)ノ♪
我が家はフロアコーティングはセルフにしました。
不器用なDIYなので塗りむらが結構ありますが、別に気にせずに平然と暮らしております (笑)
材料費だけだと安上がりなのは大きな魅力ですね。
艶の少ないガラスコーティングなので他の木製家具にもニス代わりに使用しています。
因みに使用したのは「グラノール6」です。
今のところ何も問題はありません♪
つんでれよっし~♪さんこんばんは(^^)
ご自分でフロアコーティングされるなんて何て強者なのですかΣ(・□・;)
下地処理とか考えるととても真似できません、凄いです!
フロアコーティング会社の原価率は知らないのですが、原価はかなり安いと想像しています。ご自分でDIYできれば相当な節約になりますよね。
ワックス程度なら失敗しても大丈夫そうですが、ガラスコーティングは失敗すると塗り直しが出来ないので、私は業者にお願いしました^^