11月といえば一条工務店の発行するシミュレーションを見ても分かる通り、関東地方では最も発電量が少なくなる傾向にあります。
発電量に最も影響のあるのは日射量です。日射量は12月が最も少なくなりますが、冬型の気圧配置が多くなることから天気は安定して晴れの日が多くなります。まだ天気が周期的に変わる11月の発電量の方がむしろ少なくなるわけです。
一年で一番発電量が落ち込む11月、今年はどうだったでしょうか。
太陽光発電設備に関するデータ
はじめに我が家の太陽光発電の設備に関するデータをご紹介しておきます。
- 太陽電池モジュール(単結晶)…20.09kW(屋根15.17kW、ソーラーカーポート 4.92kW)
- 屋根勾配…1.5寸(屋根搭載・カーポート共)
- パネルの方位角…真南より2.45度東向き
- パネル設置場所…群馬県前橋市
- 買取価格…全量買取32円(税込34.56円)
- 夢発電システム利用…金利1%、支払回数120回(10年)、元利均等返済、毎月の元利金合計57,821円
特に断りが無い場合、発電量は我が家のパネル搭載量20.09kWによるデータです
パネルの仕様については、日本産業のHPをご覧ください。
2017年11月の発電結果
発電量
11月の発電量は1638.58kWh(太陽光パネル1kWあたり82kWh)でした。
2015年の1304kWh、2016年の1472kWhと比較すると、今年の11月の発電量は多かったようです。
シミュレーション比
一条工務店のシミュレーションによれば、11月の発電量は1,349Whとなっています。シミュレーション比で121.5%となりました。
今年のシミュレーション対を月別で見ていくと
2017年1月 | 120% |
2017年2月 | 137% |
2017年3月 | 120% |
2017年4月 | 135% |
2017年5月 | 107% |
2017年6月 | 150% |
2017年7月 | 130% |
2017年8月 | 93% |
2017年9月 | 150% |
2017年10月 | 93% |
2017年11月 | 121% |
ほぼ100%前後の月が3回、120%近くあるいは超えた月が8回とかなり両極端な結果となっています。
試しに発電月とシミュレーション月を一カ月ずらして比較してみました。当月の発電量をシミュレーションの前月の発電量と比較してみたのが次の表です。
2017年5月 | 127.18% |
2017年6月 | 110.33% |
2017年7月 | 133.85% |
2017年8月 | 101.20% |
2017年9月 | 109.45% |
2017年10月 | 96.39% |
2017年11月 | 108.44% |
いかがでしょうか?こちらの方が違和感がありませんよね。ここ半年ぐらいは見事に月ズレが起きているのが確認できますよね。
気象条件
日照時間 | 全天日射量(MJ/㎡) | 降水量(㎜) | 発電量(kW/h) | |
2015年11月 | 132.5 | 249.9 | 132.5 | 1,304.7 |
2016年11月 | 169.6 | 275.7 | 51.5 | 1,471.8 |
2017年11月 | 187.5 | 299.0 | 4.0 | 1,638.6 |
平年値 | 179.3 | 276.0 | 44.7 |
(出典:過去の気象データ・ダウンロード(気象庁HP)より作成)
日射量を見る限り、昨年の11月でほぼ平年並み、今年は平年より1割弱ほど多かったようです。昨年11月に当地では積雪を観測して翌日まで影響が出たことを考慮すると単純比較はできません。
最後に
11月までの発電量の累計を昨年と比べてみると
発電量(kW/h) | |
2016年11月まで累計 | 23,050 |
2017年11月まで累計 | 23,976 |
夢発電返済に必要な発電量(年間) | 20,076 |
シミュレーション値(11月まで) | 19,587 |
昨年に続いて年間を通して順調な発電量となっているようです。
太陽光発電を行っている場合、確定申告が必要になるケースもあります。12月の発電結果が分かれば、データは出揃います。早めに準備されてはいかがでしょうか。
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