2017年10月の太陽光発電量　秋雨前線と台風のダブルパンチで発電量はシミュレーション割れ

今年の10月は近年稀に見る天気の悪い日が続きました。秋雨前線停滞による日照不足と長雨のあと、追い打ちをかけるように下旬には二週続けて台風が上陸、接近しました。

（出典：過去の気象データ・ダウンロード（気象庁HP））

台風21号は、関東南部に過去最大の勢力を維持したまま接近した後上陸し、前橋の午前4時の気圧も959ヘクトパスカルまで低下しました。こちらでは幸い大きな被害はこそありませんでした…が、我が家の前面道路は雨のため水没してしまいました。

雨に祟られた10月、当然のことながら太陽光発電は散々な結果に終わっています。詳しく見ていきます。

太陽光発電設備に関するデータ

はじめに我が家の太陽光発電の設備に関するデータをご紹介しておきます。

パネルの仕様については、日本産業のHPをご覧ください。

参考 「夢発電システム」の仕様概要

2017年10月の発電結果

発電量

10月の発電量は1398.57kWh（太陽光パネル1kWあたり70kWh）でした。単月ベースでは2015年11月の1,304.7kWhに次ぐワースト2位にあたる記録になりました。

対シミュレーション

一条工務店のシミュレーションによれば、10月の発電量は1,511Whとなっています。シミュレーション比で92.6％と、過去最低だった今年の8月の93.2％を更新しました。

シミュレーション割れは発電開始から25カ月経過した中で、これで3回目です。

発電量に影響した気象概況

もともと9月から10月にかけては、秋雨前線の影響などで例年でも降水量が多くなる時期です。

今年に限っては10月中旬以降も雨、雨、雨の連続でした。10月の降水量は381㎜、年間降水量（平年値：1248.5㎜）の30％に当たる雨が10月一カ月で降った計算になります。

全国各地の全天日射量も調べてみました。全天日射量についてはこちらの記事をご覧下さい。

（出典：過去の気象データ・ダウンロード（気象庁HP）より作成、全天日射量は一日平均の値、単位はMJ/㎡）

札幌を除き、日射量は平年の8割程度、シミュレーションを大きく割り込んだ方も多かったのではないでしょうか。

最後に

シミュレーション割れが二回も発生した今年の発電量ですが、10カ月トータルで見ると昨年より多く発電しています。

また10月の時点で年間シミュレーション値、夢発電に返済に必要な発電量は既に超えているのは安心材料ではあります。