2017年2月の太陽光発電量  お空は一足先に春本番

太陽光発電
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当地の今年2月は降雪を3回記録しましたが、いずれも夜だったこと、降った量がいずれも1㎝と少なく、日中の発電に影響が出るほどの量ではありませんでした。

さらに晴天の日が多く日射量も順調に徐々に増えてきていることから、2月としてはかなり多い発電量となりました。

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太陽光発電設備に関するデータ

まずは我が家の太陽光発電の設備に関するデータをご紹介していきます。

我が家の太陽光発電の設備
  • 太陽電池モジュール(単結晶)…20.09kW(屋根15.17kW、ソーラーカーポート 4.92kW)
  • 屋根勾配…1.5寸(屋根搭載・カーポート共)
  • パネルの方位角…真南より2.45度東向き
  • パネル設置場所…群馬県前橋市
  • 買取価格…全量買取32円(税込34.56円)
  • 夢発電システム利用…金利1%、支払回数120回(10年)、元利均等返済、毎月の元利金合計57,821円

特に断りが無い場合、発電量は我が家のパネル搭載量20.09kWによるデータです

パネルの仕様については、日本産業のHPをご覧ください。

参考 「夢発電システム」の仕様概要

2月の気象データ

当地の気象データを確認しておきます。

平均全天日射量(MJ/㎡)日照時間平均気温降水量合計
平年値12.1194.34.0℃32.1mm
2016年2月12.8211.65.6℃13.5mm
2017年2月14.1225.54.7℃2.0mm

(平年値:1981年から2010年の30年平均値)

降水量をご覧いただくと一目瞭然なのですが、雨がほとんど降りませんでした。そのため発電量を左右する全天日射量は例年の116%とかなり多くなりました。

データには載せませんでしたが、風の強い日も多かった(平均風速は3.5m、昨年は3.0m)ことも発電量を増加させる一因となったようです。

全国各地の全天日射量を過去30年、昨年、今年と比較してみました。

平年値2016年2月2017年2月
札幌12.112.814.1
仙台10.811.211.5
東京10.911.413.2
新潟7.87.67.6
静岡12.113.314.2
名古屋11.812.613.3
大阪9.811.81.2
広島10.610.612.1
高知12.312.713.6
福岡10.29.511.9
鹿児島11.311.512.6

(単位はMJ/㎡、平年値:1981年から2010年の30年平均値)

全国的に見ても、昨年に比べて日射量が増えた地域が多かったようです。

2月の発電量

2月の発電量は2,239.66kWh(太陽光パネル1kWあたり111.4kWh)でした。

一条工務店のシミュレーションでは我が家の2月の発電量が1,639kWhとなっていますので、シミュレーション比136.6%の結果となりました。年1%のパネルの劣化を考慮して計算すると138.0%でした。

昨年2月の発電量が2144.34kWhだったので、昨年と比較しても104%(昨年は閏年のため29日間の発電量)と好調な結果でした。

2/24には一日の発電量が104kWh(パネル1kW当たり5.2kWh)の発電量を記録しています。一時間当たりの発電量を見ても15kWhの発電量となる日も出てきており、いよいよ春本番が近づいてきた感じです。

2月の日射量と発電量のデータ

昨年2月からの日射量に関するデータです。

 

日照時間…直射光により物体の影が分かるくらいの明るさ(直達日射量が120W/㎡以上)

全天日射量…全天空からの日射量(前橋地方気象台の観測値)

全天日射量(kWh/㎡)=全天日射量(MJ/㎡)/3.6*全天日射量については気象庁のHPからダウンロードが可能です。

傾斜面日射量…全天日射量をもとに屋根勾配と方位角を加味して計算した日射量

*アルべド(反射率)=0.2、太陽定数=1.366kW/㎡で計算

損失0の予想発電量…傾斜面日射量×20.09kW/h

損失(%)…(発電量)÷(損失0の予想発電量)×100

用語についての詳細はこちらの記事をご覧ください。

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昨年2月と比べて発電効率が低下しています。日射量の観測地点の気象台との距離があるため、損失にブレが出てきてしまうのは止むを得ないところかもしれません。

日射計があれば正確な全天日射量が測定できるのでしょうが、お値段もそこそこするものなので手が出ません。

最後に

2/25からの一か月予報によれば、日照時間は、北日本で平年並または多い確率ともに40%、東日本日本海側と西日本で多い確率50%、東日本太平洋側で多い確率60%となっています。

3月の発電量にも期待ができそうですね。

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