ブログでもSNSでもよく見かけるオキシクリーン、我が家でも御多分に漏れずかなりの頻度で毎日の洗濯や掃除に利用しています。こんな我が家ですが最初に購入した際は「本当にそんなに汚れが落ちるの?」と疑心暗鬼状態でした。
この写真は妻がスマホで撮影したもの。今では滅多にメールなど送ってこない妻が何やら興奮気味に「見て、これ」と添付してきた画像です。
洗濯機は両親が使っていたものを新居に持ち込みましたが、長らく洗濯槽の汚れ掃除を怠っていたようで、オキシクリーンを入れてすすぎを行ったところ、物凄い量の、妻曰く「昆布のような汚れのかたまり」が収穫できた?そうです。
この一件以来我が家ではすっかりオキシクリーンの愛好者となってしましました。今では冒頭の写真のようにまとめ買いをしてストックを切らさないようにして使っています。
今回は日本版オキシクリーンを使う我が家の理由、「オキシ漬け」以外にも様々な場所での使えるオキシクリーンの掃除方法などについてご紹介していきます。
オキシクリーンの成分
オキシクリーンは酸素系漂白剤で、主成分の過炭酸ナトリウムが水に溶けることにより活性酸素を出して、その酸化力で頑固な汚れを分解してくれます。
過炭酸ナトリウムは炭酸ソーダと過酸化水素水の共に自然に存在する成分から化合されて生成されていること、さらに使用後は炭酸ソーダと酸素、水に分解し環境にも優しいのが特徴です。
塩素系漂白剤より漂白力が穏やかなことから、色柄物にも使用でき、塩素系のような鼻にツーンとくる臭いもありません。
オキシクリーンには2種類ある
一言でオキシクリーンと言っても二種類の製品があるのはご存知でしょうか?
コストコで販売されているアメリカ産のオキシクリーンと日本版オキシクリーン(生産国は中国)です。
アメリカ製
原材料:過酸化ナトリウム(酸素系)、界面活性剤(エレキシレートアルコール)、水軟化剤(炭酸ナトリウム)、洗浄補助剤
容量:4.98㎏
日本版(中国製)
原材料:過炭酸ナトリウム(酸素系)、炭酸ナトリウム(洗浄補助剤)
容量:500、1500g
原材料の違い
原材料をご覧いただくと分かりますが、アメリカ製には含まれる界面活性剤や香料が日本版には配合されていません。界面活性剤は自然に戻りにくい成分なので、日本版の方がより環境に配慮された製品になっています。
界面活性剤は肌への刺激が強い成分となりますので、界面活性剤入りの洗剤を使用した後は残留しないように濯ぎ流すことが重要です。
日本版では赤ちゃんや大人でも肌の弱い人が使う食器、肌着の洗濯への使用でも安心して使うことができるのです。
界面活性剤には自然界に存在する「天然界面活性剤」と石油などの原料から作られた「合成界面活性剤」があります。合成界面活性剤は生活で使用する様々なものに使用されており、必ずしも「合成界面活性剤=危険・悪いもの」とは言えませんが、肌に負担をかけるものという認識は持っておいた方が良いと思います。
泡立ちの違い
アメリカ製には界面活性剤が配合されていることから、泡立ちは良くなっています。
「泡立ち=洗浄力が強い」と誤解されそうですが、目で見て分かるほどの洗浄力の違いは私には分かりませんでした。
このような理由から我が家は現在お値段は少々高いのですが、界面活性剤が配合されていない日本版のオキシクリーンを使用しています。
日本版であれば食器や肌着にも安心して使えます。
日本版オキシクリーン
日本版オキシクリーンは丸い容器に入っています(1500gの商品)。
中には計量スプーンが付属しています。さらに説明書も付属しているので、初めての方でも使いやすくなっています。
使い方は?
40℃から60℃のお湯に溶かして使用します。
オキシクリーンを溶かす際の温度が40℃~60℃であれば、その後つけ置きしている間に湯温が40℃未満に低下しても問題ありません。
お湯とオキシクリーンの量については、洗う物により異なります。容器側面に説明がありますので参考にしながら色々と試してみるのもいいかもしれません。
計量スプーン一杯が約28gなので、1500g入りのオキシクリーンで作れる溶液は、つけ置き用に換算すると約212ℓとなります。
使用できる場所は?
使用できる場所
衣類・布製品・台所まわり・水まわり・食器・タイル・などの水洗い可能な物であれば、たいていの物・場所で使用可能です。
オキシクリーンが使える場所は非常に多く、まさに「万能漂白剤」と言われるだけのことはあります。
どんな汚れに使えるの?
こんな汚れに使える
・食べこぼしや汗じみ、血液など有機性の汚れ
・布製のカーテン・シーツ、ナイロン製のカーペットのペットの糞尿による汚れ
・タバコによる黄ばみ
・食器やタイルのしつこい汚れ
・ぬいぐるみや布製スニーカー
子供の上履もつけ置き洗いで真っ白になりますので、だいぶ楽になりました。
我が家で行っているオキシクリーンの掃除方法
「オキシ漬け」はあまりにも有名で、ブログなどでもよく見かけます。
一条ブロガーのとりさんのキッチンのオキシ漬けの記事、レンジフードのファンは要注意ですね。
おとくさんはお風呂のオキシ漬けの記事を書かれています。
我が家でもキッチン用品のオキシ漬けは何度も行っていますが、今回は変わったオキシクリーンの使い方をご覧ください。
壁紙についた油汚れ
キッチンのパントリー脇の壁紙です。油汚れに埃が付着して思わず「汚~い」と叫びたくなるような惨状です。オキシクリーンは弱アルカリ性なので油汚れには効果的です。
まずオキシクリーンの溶液を作成します。茶渋のついたコーヒーカップを用意してこれに溶液を作成することでカップも綺麗にしちゃいます。
溶液をモップで使うドライシートに浸み込ませて壁紙を拭いていきます。
スプレーしても良さそうなのですが、霧吹きなどの密封した容器は、膨張し爆発する恐れがあるので絶対に避けてください。
すっかり綺麗になりました。ついでに巾木も掃除しました。隅の部分は埃が残っていますが他はおおむね綺麗になっています。
巾木の汚れが酷い時には重曹ペーストを塗って掃除する方法もよく見かけますが、オキシクリーンでも代用できますので、お試しください。
時間がないときの人大の樹脂シンクの掃除
人造大理石の樹脂シンクは汚れやシミが付着しやすく、ちょっと油断するとシミが落ちにくくなってしまします。
オキシ漬けも非常に効果的ですが、毎日オキシ漬けの時間が取れるわけではありません。こんな時にはオキシクリーンの溶液を洗剤代わりにして洗ってしまう方法も効果があります。
こんな排水口周りの角は特に汚れが付着して掃除も大変です。
オキシクリーンの溶液を作るのも面倒な時には、ちょっとガサツですがスポンジにオキシクリーンを少量取り、お湯をかけてそのまま掃除しています(手荒れが気になる方は手袋をした方が良いかもしれません。日本版オキシクリーンは素手でも大丈夫なので便利かもしれません)。
オキシクリーンを塗りたくってそのまま放置し、ゴミを出したり食器を片付けたりして5分ほど経過した後洗い流します。
拭き上げると綺麗になりました。
オキシクリーンの成分である過酸化ナトリウムはパイプ洗浄剤にも使用されています。そのためオキシクリーンが排水口にも少しずつ流れていくことで排水管も綺麗にしてくれる一石二鳥の効果もあります。
最後に
様々な用途の掃除に役立つオキシクリーン、使い方次第で日頃の掃除をもっと楽にしてくれそうです。
日本版オキシクリーンはスーパー、ドラックストアなど多くのお店で取扱いがありますので、一度試されるのもいいかもしれません。
通販の場合には送料が結構かかりますので、お近くの取り扱い店舗を探してみるのがお勧めです。
コメント
閑古鳥さん、こんにちは♪
とても良くおちそうですね!
試してみたいと思いました♪(*^ー^)ノ♪
つんでれよっし~♪さんこんばんは!
色々なところで使えるオキシクリーンは重宝しています。是非お試しください(^^)
こんにちは
昨日、スニーカーを1時間付け置きしました。
あとはブラシでちょっとこすっただけ、夕方だったのでまだ乾かしてますがきれいになりましたよ。
今頃コメントすみません
グラスママさんこんにちは(^^)
うちでも子供の上履き、オキシ漬けしています。漬けておくだけでかなり綺麗になりますよね、今までブラシでゴシゴシしていたのがウソのようです。
新居に住み始めて、皆さんのお掃除に関する記事に注目して勉強させてもらっています(^^)