こんばんは、閑古鳥です。
配筋検査と思って現場に到着したところ…
昨日が基礎配筋検査の予定日でしたので日中現場を見に行ってみました。現場に到着すると、ミキサー車から圧送車へ生コンを移し、この圧送車からポンプを使用しコンクリートをスラブに流し込んでいる最中でした。業者の方に聞いてみたところ、配筋検査は前日に終わっていました。
検査を見られなかったのは少し残念だったのですが、もっと見たかったコンクリートの打設を少しの時間ですが見学出来ましたのでラッキーでした。
ミキサー車の運転手の方に少しお話をしていると
「今日はコンクリート日和ですよ」
と嬉しいお言葉を頂きました。この時間の気温8.7度、天気晴れ、確かにコンクリート打設に最適な日和でした。生コンの工場から現場までおよそ20分ほどで到着したようです。
ミキサー車が到着すると運転手から業者の方が伝票を受け取っていました。写真には撮りませんでしたがJIS規格の生コンであることを確認。
現場はスラブコンクリート打設の真っ最中でした
スラブの半分くらいまで打設が進んでいました。
コンクリートが流し込まれるとバイブレータで締め固めが行われていました。コンクリートを隅々にまで行き渡らせ、余計な空気や水分を出すための作業です。バイブの時間が短いとジャンカ(コンクリートの表面に空隙ができ、セメントと砂利が分離したもの)が出来てしまいますし、時間が長くてもセメントと骨材が分離してしまいます。
写真は打設したコンクリートの表面を平滑に仕上げる均し作業を行っているところです。トンボでコンクリートの表面を細かくたたき、その後均していきます。表面クラックが発生するのを防ぐ作業です。
立ち上がりの型枠と鉄筋の間の間隔が狭い場所はこの様な小さなトンボやコテを使い、丁寧に均し作業を行っていました。
打設の合間に
コンクリートの均し作業の手が空くと二人で素早く水貫(みずぬき)に水糸を巻き、型枠がコンクリートの圧力でずれた部分を修正していました。修正した型枠は木片を使って動かないように次々と固定されていました(写真の黄色い糸が水糸です)。
また立ち上がりの型枠と鉄筋の距離を次々に確認し、ずれた鉄筋もハンマーでたたいて修正していました。
打設後コンクリートのかぶり厚を確認し、工事用写真を撮影されていました。
少し離れた所にいたので撮影には間に合わなかったのですが、私の撮影用にもう一度ポーズをとっていただきました。邪魔ばかりする施主で申し訳ありません。かぶり厚はしっかり220mm取られていました。
昨日営業さんから基礎図面をいただきました。
標準基礎の断面図です。スラブのかぶり厚は確かに220㎜となっています。
基礎業者の方とお話しして分ったこと
以前に現場を見た際に疑問に思っていた箇所について、直接お聞きすることが出来ました。
ダイニング付近のスリーブ管
前回の記事でエアコンの配管?と思っていましたが、まったく違いました。これはソーラーカーポートからの配線を引き込むための電気配管のスリーブでした。
袖壁の基礎
ここだけ捨コンが深いところに打設されていました。
今日コンクリートが打設がされた様子です。この部分はGL(グランドレベル)0で捨コンを施工してしまうと、完成後捨コンが見える状態になってしまうため、地中に捨コンが施工されていたとのことでした。もう一つの袖壁はポーチがあるため捨コン部分は隠れてしまうのでGL0で施工されていたようです。
頂いた基礎図面によるとGLは-580㎜となっていました。
スペーサーの様な物の正体
これは予想通りスペーサーでした。一条工務店の立ち上がりのかぶり厚は100㎜(上記標準基礎の断面図を参考にしてください)必要なのでこのような形のスペーサーを使うとのことでした。
これからの作業工程
これからの予定は一日養生を行い、次の日にが立ち上がりの型枠を設置、その翌日に立ち上がり部分のコンクリート打設が行われるそうです。
今週はずっと晴れの予報です。雨の降らないよい時期に基礎のコンクリート打設が行われそうでホッとしています。
一連の進捗状況はこちらのページに時系列にしてありますのでご参照ください。
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