2016年7月の太陽光発電 梅雨明けが遅れた関東地方、我が家の売電への影響は?

太陽光発電
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今年の関東地方は梅雨明けが例年より一週間、昨年と比較すると18日も遅い7月28日でした。平年に比べて梅雨の期間が10日ほど長かったようで、日射量の多いこの時期少しでも稼いでほしいのは山々ですが、こればかりはどうしようもありません(^^;

我が家の7月の発電に関するデータをご覧ください。

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太陽光発電設備に関するデータ

毎度で申し訳ありませんが、我が家の太陽光発電の設備に関するデータをご紹介しておきます。我が家の発電に関する基本的なスペックを知っていただいた上で記事をご覧くださった方が多少でも参考になるかと思います。

我が家の太陽光発電の設備
  • 太陽電池モジュール(単結晶)…20.09kW(屋根15.17kW、ソーラーカーポート 4.92kW)
  • 屋根勾配…1.5寸(屋根搭載・カーポート共)
  • パネルの方位角…真南より2.45度東向き
  • パネル設置場所…群馬県前橋市
  • 買取価格…全量買取32円(税込34.56円)
  • 夢発電システム利用…金利1%、支払回数120回(10年)、元利均等返済、毎月の元利金合計57,821円

特に断りが無い場合、発電量は我が家のパネル搭載量20.09kWによるデータです

パネルの仕様については、日本産業のHPをご覧ください。

参考 「夢発電システム」の仕様概要

7月の天気・気象データ

前橋地方気象台が発表した7月の3時間ごとの天気です。

梅雨時の天気ですから曇りや雨の日が多いのは当たり前のことです。数値で例年と比較してどうだったのでしょうか。

過去40年間と昨年、今年のデータを見てみます。

日照時間はほぼ例年並みの144時間となりましたが一日当たりの全天日射量の平均は過去40年平均より1.4MJ/㎡ほど多くなっています。日照時間が長かった昨年と比較してもそれほど変わりはありませんでした。(日照時間より日射量のほうが発電量と強い相関関係があります)

我が家では昨年の発電データがありませんので比較はできませんが、当地では昨年と比べて若干発電量が少なくなった程度だったのではないかと思われます。

7月の発電量

一か月の発電量は2281.86kWh(太陽光パネル1kWあたり113.6kWh)となりました。

一条工務店から頂いたシミュレーションによれば7月の発電量は1,828kWhですから、シミュレーション比124.8%となりました。

また毎年1%のパネル劣化を考慮すると、初年度の6月のシミュレーション値はおおよそ2,001kWhとなるので、114.0%となり梅雨明けが遅れて天気が悪かった割にはまずまずの結果になりました(^^)

7月のデータ

7月の発電に関するデータです。

2列目:日照時間…直射光によって物体の影が分かるくらいの明るさ(直達日射量が120W/㎡以上)

3列目:前橋地方気象台の計測した全天日射量(単位をMJ/㎡から kWh/㎡に変換)

全店日射量(kWh/㎡)=全天日射量(MJ/㎡)/3.6

4列目:全天日射量をもとに我が家の屋根勾配と方位角を加味して計算した傾斜面日射量

5列目:損失0の予想発電量(傾斜面日射量×20.09kW/h)

6列目:実際の発電量

7列目:5,6列目を比較した損失係数(%)

となっています。用語についてはこちらの記事をご覧ください。

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6月21日の夏至以来日照時間も短くなってきたことから晴天時における発電量は減少し、さらに平均気温も25.4℃と6月に比べて3.2℃上昇したことから発電効率も前月比1.3%ほどの悪化しました。

傾斜面日射量と発電量

傾斜面日射量と発電量の関係をグラフにしたのがこちらになります。

日照時間と発電量の関係(昨年9月の売電開始からのデータ)

赤の△が7月のデータです。7月のデータから引いた近似値線の傾きも大分緩やかになってきました。同じ傾斜面日射量でも発電量が大分落ちてきました。他の月のデータがこの近似値線の上に位置していることから、如何に効率が落ちてきたかが分かります。

最後に

一条工務店から頂いた発電シミュレーションによれば、来月8月の発電量は1,984kWh、経年劣化を考慮すれば2,171kWhとなります。

8月は平均気温も最も高くなるため、パネル温度の上昇による損失も大きくなります。先ほど申し上げた通り日射量も少なくなってきていますので、少しで晴れが望まれるところです。

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