昨夏は7月29日から24時間の全館冷房を始めましたが、今年はそれより一か月も早い6月23日より開始しました。昼間運転していたRAYエアコンを夜消し忘れたのが始まりで、そのまま24時間冷房に突入してしまいました。
エアコンをつけっぱなしにしての電気代は、昨年夏の経験からある程度分かっている安心感も24時間冷房を始めるに当たっては大きいですね。
契約基本情報
まず我が家の電気料金の契約内容をご紹介しておきます。
契約種別 電化上手、10kVA(基本料金2,160円)
料金単価(単位:1kWhあたり)
・昼間(10時~17時)38.72円(夏季:7/1~9/30)、31.73円(夏季以外)
・朝晩(7時~10時、17時~23時)26.01円
・夜間(23時~7時)12.25円
居住場所 群馬県前橋市
家族構成 二世帯6人(親世帯2名、子世帯4名)
施工面積 47坪
我が家で契約している「電化上手」は現在新規募集をしていません。現在の東京電力のオール電化向け電気プラン「スマートライフプラン」との違いについては、詳しく解説したこちらの記事をご覧ください。
関連記事 東京電力のオール電化向け「スマートライフプラン」の落とし穴と電化上手との比較
なお我が家は共有二世帯住宅で施工面積も47坪と広めになっておりますので、電気代も通常のお宅と比べて高くなります。その点考慮してご覧ください。
7月分の電気料金
今回の電気料金の請求期間は6/7-7/6までの30日間でした。7月分の請求となっていますが、使用期間から分かるように、ほぼ6月に使用した電気代となっています。
電気料金内訳
電気代は14,624円と前月比で3,110円高くなりました(ただし検針期間は前月と異なります)。
昨年の同月との比較でも2,159円の上昇です(同じく検針期間は異なります)。
再生可能エネルギー発電賦課金の単価が2.25円から2.64円と0.39円へ値上げされたことで、電気代は一年前に比べ226円の上昇、さらに燃料調整費が-4.26円から-3.06円へと1.2円値上がりしたことで、電気代は696円の上昇しています。
2,159円の上昇のうち、これらの単価見直しが影響をしたのが、実に922円を占めます。
差引き1,237円上昇していますが、日数の違いを考慮すると、一日当たりでは12円、一か月にして360円ほどが昨年と同条件の比較で上昇した金額になります。
金額だけ見ると、「先月は電気の使い過ぎ?」と思いがちです。電気使用料のお知らせは、表面上からは分からない料金の構成要素ごとの単価を把握しておくのも、比較する上では大事ですね。
電気使用量
請求月ごとの使用量も比較しておきます。電気料金よりも使用量のほうが、前年対比や前月対比を見る上では分かりやすいですし、役に立ちます。
使用量の単位はkWhです。
年月 | 日数 | 使用量 | 昼間 | 朝晩 | 夜間 |
28年7月分 | 28日間 | 512 | 155 | 194 | 163 |
28年8月分 | 29日間 | 559 | 190 | 210 | 159 |
28年9月分 | 33日間 | 800 | 261 | 302 | 237 |
28年10月分 | 29日間 | 640 | 193 | 241 | 206 |
28年11月分 | 33日間 | 615 | 143 | 189 | 283 |
28年12月分 | 29日間 | 776 | 125 | 202 | 449 |
29年1月分 | 31日間 | 1,059 | 160 | 299 | 600 |
29年2月分 | 31日間 | 1,246 | 203 | 480 | 563 |
29年3月分 | 29日間 | 1,088 | 172 | 428 | 488 |
29年4月分 | 30日間 | 956 | 145 | 385 | 426 |
29年5月分 | 33日間 | 656 | 145 | 239 | 272 |
29年6月分 | 28日間 | 468 | 120 | 168 | 180 |
29年7月分 | 30日間 | 580 | 170 | 216 | 194 |
さらに月によって日数が違うので、1時間単位の平均電気使用量で比較したのが次の表です。
年月 | 全時間帯 | 昼間 | 朝晩 | 夜間 |
28年7月分 | 0.76 | 0.79 | 0.77 | 0.73 |
28年8月分 | 0.80 | 0.94 | 0.80 | 0.69 |
28年9月分 | 1.01 | 1.13 | 1.02 | 0.90 |
28年10月分 | 0.92 | 0.95 | 0.92 | 0.89 |
28年11月分 | 0.78 | 0.62 | 0.64 | 1.07 |
28年12月分 | 1.11 | 0.62 | 0.77 | 1.94 |
29年1月分 | 1.42 | 0.74 | 1.07 | 2.42 |
29年2月分 | 1.67 | 0.94 | 1.72 | 2.27 |
29年3月分 | 1.56 | 0.85 | 1.64 | 2.10 |
29年4月分 | 1.33 | 0.69 | 1.43 | 1.78 |
29年5月分 | 0.83 | 0.63 | 0.80 | 1.03 |
29年6月分 | 0.70 | 0.61 | 0.67 | 0.80 |
29年7月分 | 0.81 | 0.81 | 0.80 | 0.81 |
前月と比較すると朝晩と昼間の使用量が増加したことで、一時間当たり0.11kWhほど増加しています。時間帯から考えると、この増加分は冷房を使用したことによるものです。
また前年同月との比較でも、一時間当たり0.05kWhほど増加しました。夜間の増加率が高いことのは、24時間冷房を始めたのが影響したと考えられますが、エコキュートの使用電力も考えてみないといけないかもしれません。
そこで昨年と今年の時間帯ごとの平均電気使用量をグラフにしてみました。
この時期のエコキュートの運転時間と思われる、3~6時台の使用量は昨年と比べてそれほど変化がありませんでした(3時台▲0.1kWh、4時台+0.1kWh)。夜間の電気使用量の増加はエアコンの運転によるものであったようです。
最後に
次のグラフは2015年9月から今月までの毎日の平均気温と電気使用量の推移です。
これを見る限り平均気温の推移に昨年と変わった点は見られませんが、当地では7月初めより最高、最低気温とも平均で昨年より1℃以上高くなっています。
昨年より一か月も早い24時間冷房ですが、高気密高断熱住宅では安い電気代で実現可能です。十分にそのメリットを生かして、涼しい夏を満喫したいと思います。
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