先日1月分の購入電力量のお知らせが届きましたので、その結果をご覧ください。
太陽光発電設備に関するデータ
我が家の太陽光発電の設備に関する基本データをご紹介しておきます。
- 太陽電池モジュール(単結晶)…20.09kW(屋根15.17kW、ソーラーカーポート 4.92kW)
- 屋根勾配…1.5寸(屋根搭載・カーポート共)
- パネルの方位角…真南より2.45度東向き
- パネル設置場所…群馬県前橋市
- 買取価格…全量買取32円(税込34.56円)
- 夢発電システム利用…金利1%、支払回数120回(10年)、元利均等返済、毎月の元利金合計57,821円
特に断りが無い場合、発電量は我が家のパネル搭載量20.09kWによるデータです
パネルの仕様については、日本産業のHPをご覧ください。
1月の売電金額
12/1~12/31のデータは先日の記事でご紹介しています。
売電期間ベースでは12/7~1/6までの31日間となっています。
発電量は1,602kWh(太陽光パネル1kWあたり79.7kWh)、売電額は55,365円となりました。
一条工務店のシミュレーションによれば12月は1,410kWhとなっていますので、シミュレーション比113%となりました。
我が家の夢発電の月額返済額57,821円にはわずかに及ばなかったものの、この時期にしてはこれだけ発電してくれれば御の字です。
上昇する発電効率と減少する日射量
同じ日射量で異なる発電量
以前の記事で、同じ傾斜面日射量でも発電量が異なる原因が風の影響ではないかとご紹介したことがあります。
今回の期間内でも同じ現象が発生していました。12/19と12/20の二日間です。
両日とも太陽が出ている時間帯はほぼ快晴。全天日射量と傾斜面日射量は
二日間とも11.22MJ/㎡、11.29MJ/㎡とほぼ同じです。この状況下での発電量は
発電量で約4kWh、損失割合では5%ほど違いが出ています。やはり11月の際と同じように風速、風向の影響が発電量にも表れていました。両日の天気図を見ると一目瞭然なのですが
12/19は冬型の気圧配置、12/20は移動性高気圧に覆われ穏やかな一日でした。12/19は終日吹き荒れた冷たい北風が天然の冷却ファンの役割をして、太陽光パネルの温度上昇を防いでくれたようです。
太陽光パネル設置の様子です。パネルは屋根一体型ですが
実は屋根とパネルの間には隙間があります。建築中監督に聞いた話では、以前は無かったこの隙間ですが、パネルの高温化を避けるため、現在ではこのようにパネルと屋根の間を空ける状態で施工されているそうです。
北西の季節風の強い日にはパネルの下に風が通り抜けることでパネル温度の上昇を緩和し、結果として発電効率が上昇するのではないかと考えられます。
温度の低下による発電効率の改善
同じ北西からの季節風が吹いている状況でも、やはり発電効率に大きな影響を及ぼすのは気温になります。気温が高くなると熱による発電ロスが大きくなるためです。
比較するのは11/3と先ほどの12/19のデータになります。まず風向、風速、気温のデータから。
両日とも風向・風速はほぼ同じ。北西からの季節風が吹いていた二日間ですが、異なっている点は気温です。11/3はまだ気温が高く平均16.6度、これに対して12/19の平均気温が7.5度。
次に全天日射量、傾斜面日射量、損失0の発電量ですが
12/22が冬至だったこともあり、12/19には損失0の発電量は76.29kWh、これに対して一か月半前の11/3の損失0の発電量は97.49kWhとなっています。そして実際の発電量はこちら
損失0の発電量は21.2kWhの差がありますが、実際の発電量の差は13.2kWhになっています。損失割合が気温の低下によって大分差があることが分ります。
よく札幌と沖縄の年間発電量にあまり差がないと言われているのは、熱による発電ロスが少ない事が大きな要因ですが、このデータをご覧いただいても分るように、気温上昇による熱による発電ロスはかなり大きいことが分ります。
最後に
12/19以降日射量は少しずつですが、増加に転じています。1/9の前橋の全天日射量は12/4以来約一か月ぶりに12MJ/㎡を超えました。1,2月と平均気温が低い状態と冬型の気圧配置になることが多いので、発電量は徐々に増加が予想されます。
引渡しから2か月間売電が出来なかった我が家にとっては、夢発電の発電払いに関しては、現在収支トントンの状態。はやく発電量が増加して余裕を持った資金繰りに貢献してもらいたいものです。
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