閑古鳥です。
引き続き電気図面を見ていくことにします。前回までの記事はこちらです。
過去記事 電気設備図面その1&電気図面記号
過去記事 電気設備図面その2&電気図面記号
今回はリビングとリモコンニッチの電気図面と記号について見ていきます。
リビングとリビング上部吹き抜けの照明
リビングとリビング上の吹き抜けです。照明はダウンライト4個とスポットライト2個となっています。詳しくはこちらから
このエリアの照明スイッチはリビングに入る廊下とDKにあるリモコンニッチにあります。廊下のスイッチの3の文字は3路スイッチを表しています。
3路スイッチ
照明器具を二か所で点灯消灯ができるスイッチのことです。吹き抜けの天井にあるダウンライト3個(照明番号01)は赤線で結ばれています。この両端にA、Cの記号がスイッチの場所を示しています。Cは一階のリビング入口の廊下の3路スイッチに、もう一つのAはリモコンニッチにつながっています。
この部屋には三か所コンセントをつけました。エアコン下のコンセントは加湿器や扇風機を使う際に使用する予定で設置、テレビボード付近にはテレビやテレビ周辺機器用に3口のコンセントを二つ、さらに東側の壁にも保険の意味合いが強いのですがコンセントを追加しておきました。
リモコンニッチが出てきたところでリモコンの記号もご紹介しておきます。
リモコンの電気図面記号
太陽光発電用のリモコン
上から順番にまずPVRは太陽光発電用のリモコンです。
床暖房のリモコン
YRは床暖のリモコン、YR1と1が付いているのは一階の床暖を制御するリモコンです。YR2、すなわち二階の床暖の制御リモコンはここではなく二階のリビングに設置しました。
ロスガードのリモコン
CVはロスガードのリモコンです。設置場所としてはロスガード付近につける方もいらっしゃるようですが、我が家はリモコンニッチに付けることにしました。この場所なら家族の誰かが見る(であろう)と思われますので、フィルター交換のサイン等の表示が出れば気付くと思います。
MRは前回ご紹介した給湯器の親リモコンとなります。Tは前々回ご紹介したインターホンの室内親機となります。
リモコンニッチを採用した場合には3口コンセントが標準で付属しています。3口コンセント単体で追加した場合の価格は3,200円、リモコンニッチのオプション価格が10,000円ですからかなりお得なオプションではないでしょうか。ただしこれだけのリモコンを一箇所に設置すると、両親が混乱して使いこなせない可能性もありますので若干心配です。
またリモコンニッチについては設置できる場所(壁)に制約がありますので注意が必要です。こちらに詳しく書きましたので参照してください。
火災警報器
最後に吹き抜けの五角形にSの文字は
火災警報器のことです。i-smartは電池式になっているようですが、この5メートル近くの高さにある警報器の電池交換はどうすればいいのでしょうか?
(後日加筆:設計士さんに確認したところ、二階の廊下から手が届くので心配ないそうです。しかし設置位置が天井-500mmの高さということは二階の廊下から1.9mの場所、しかも吹抜け部分ですから実際入居してみないと分らないと思いました。)
コメント