閑古鳥です。
15日目 早くも一階の大工さんは仕事開始
仕事帰りに現場に寄ってみると…FIX窓から灯りが漏れています。初めて灯りがついた我が家の光景に、何となく嬉しくなりしばらく周りをウロウロと。大工さんとはまだ面識がありませんから、中からみたら完全に現場をうろつく不審者ですね。
確か監督さんからは12日より大工仕事が始まるとお聞きしていた気がしましたが、一階の大工さんのお仕事は予定より一日早く始まったようです。
玄関が開いておりましたので、お声を掛けて、中を見せて頂きました。
電気工事は既に終わっているようです。こちらは今限定、配線完了済みのリモコンニッチの裏側部分です。間もなく石膏ボードが貼られてしまうので、もう見られないかな。
早くもリビングの石膏ボードが貼られていました。だんだんと部屋の広さやイメージが湧いてきます。
上棟17日目 銀世界出現
この日は二階の大工さんとも初めてお会いできました。
二階主寝室のWICにはお馴染みの床暖房の銀色のパネルが施工されていました。
二階のセカンドリビングは作業場となっていました。クローゼット(写真左、QP30A)も設置が終わっているのでしょうか、所定の位置に収められていました。このクローゼットは吹抜けを設置した関係で構造上必要となった部分(耐力壁を設ける必要があったため)です。この様にして出来たクローゼットなのですが、意外と収納力があり、セカンドリビングの整理整頓に活躍してくれそうな気がします。
子供部屋は石膏ボードの施工が終わって、だいぶ部屋らしくなりました。
リビングから見たキッチンです、こちらも石膏ボードが貼られていました。冒頭の写真と見比べると大分雰囲気が変わりました。
耐力壁の施工、耐力壁って何?
施工された石膏ボードをまじまじと見ていたところ、大工さんが耐力壁の石膏ボードの施工について教えてくれました。分り易くいうと、このようにネジのピッチが10㎝間隔となっているところが耐力壁です。左の赤線(壁の中心線)上に打たれているネジが20㎝間隔となっていますので、簡単に場所は分ります。
耐力壁とは?
地震や強風など横からかかる力、水平荷重に対して建物を支える能力を持つ壁のことを指します。ただし2×4、2×6工法の壁はすべてが耐力壁ではありません。単に部屋を仕切るために設置される壁のことは非耐力壁(間仕切壁)と呼ばれます。
何処に設置されているのか?
内部の耐力壁がどこにあるかは、内部耐力壁指示図という工事図面を見れば分ります。
この図面に内部耐力壁凡例が書かれています。
我が家の場合、材料は石膏ボードですから、上図の黄色となります。
壁倍率
材料の種類による強さを表します。この倍率が大きいほど、強い壁ということです。
固定間隔
先程のタイガーグラスロックの資料内の図とこの写真を見比べるとネジの固定間隔がよく分かります。
ただ単に石膏ボードを貼ればよいのではなく、決められた接合具(ネジ)を決められた間隔で打たないと、構造上の強さは半減し、耐力壁としての役割を全くしません。
さらにご興味がある方はこちらのサイトも参考になると思います。
最後に
この日、現場に到着したのが19時少し前。辺りは暗くなり大工さんも照明が煌々と照らす現場で作業されていました。
写真は材料を切るカッターですが、手元にライトが付いているものです。他の工具にもライト付きのものがあります。てっきり夜間も作業できるように、この様な仕様になっているのかと思いきや、大工さん曰く、「職人の高齢化が進んで、暗くなると細かいところが見えない人が多くなっているので、ライトが付いているのですよ」とのお答え。
本当か冗談かは定かではありませんが、我が家の担当大工さんはお二人とも50代、熟練の大工さんがどんなお家を作ってくれるのかこれからも楽しみです。
工事全般の流れはこちらから時系列でご覧になれます。
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