閑古鳥です。以前Web内覧会の失敗箇所として触れたこともある一階のトイレの照明についてその後をご覧いただこうと思います。
かってにスイッチも調光を考えないと失敗する
問題の部分の電気図面
まずは我が家の一階の電気図面をご覧ください。
両親が寝室を出てからトイレに辿り着くまでの経路とその間の照明に色塗りをしてみました。
まず赤の矢印が経路(①→②→③)。トイレへは複数回数ジグザグ曲がらないと行けないので、寝ぼけ眼の年寄りには困難を伴うミッションのようです。あらかじめ分かってはいたのですが、紆余曲折を経てこんな動線になっております。
打ち合わせの際には全く気が付かなかったのですが、寝室からトイレまでの経路、夜間の照明に問題が隠れていました。
それがかってにスイッチ+ダウンライトの調光でした。
まず部屋を出ると熱線センサーで足元灯が点灯します(①付近)。この灯りを頼りにすればキッチンから廊下に出るまでは特に問題なく通過できます。ところが廊下に出たところでかってにスイッチのセンサーライトが反応し、廊下から玄関にかけてダウンライト4個(図面の水色の丸)が一斉に点灯します。
さらにトイレに入るとトイレのかってにスイッチが作動しダウンライト(③の水色の丸)が点灯するため、一気に目が覚めてしまうそうです。
そのため夜間は廊下のかってにスイッチはOFFにされています( ;∀;)
調光機能付きのかってにスイッチ
i-smartの使用確認ノートを見る限り「LED照明で省エネ・節電キャンペーン」で選べるかってスイッチの中には調光機能付きタイプは掲載されていません。
調光機能付きのかってにスイッチについては以前まぼこさんがブログで記事にされていましたがこちら。
ほんのり点灯かってにスイッチを検討する必要があります。このかってにスイッチには設定した時間に明るさを軽減する機能があります。
無印良品のLEDセンサーライト
そこで無印良品で買い求めてきましたのがこちら。
お値段も1,200円と非常にお買い得。センサーが人を感知して30秒間点灯してくれます。感知する範囲は正面5m、側面3mとトイレで使用する分には問題なさそうです。
我が家のトイレですが手洗いカウンターの近くにコンセントを設置してあります。
まさかこんな形で利用するとは夢にも思わなかったわけですが、やはりコンセントは無駄だと思っても多く付けるに越したことはないという法則は正しいのかもしれません。
設置後の様子
足元灯として使用する場合はライト部分を下に向けるのでしょうが、トイレでの使用の際には上向きの方が使い勝手が良かったです。
このほんのりとした明るさがとても心地よく感じます。
最後に
センサーライトは非常にいい商品なのですが、運用面では問題解決にはなりません。
かってにスイッチの電源を何時ごろ誰がOFFにするのかを決めておかないと、折角設置したセンサーライトが無駄になります。毎日この作業をするのが非常に面倒になります。
という事で我が家のように手遅れになる前にトイレのかってにスイッチはよくよく検討された方がいいと思います。特に年寄りを抱えるお宅や、さらに自分たちが年を取った後のことまで見据えれば、はじめから調光機能付きのかってにスイッチを採用することをお勧めします。
コメント
現在、寝室や廊下には暗くなると点灯する足元灯(LED保安灯)があり、トイレ内も(夜に照明を点けたままにする)隣人のおかげで少し明るいので、天井の照明をつけなくても用を足せますが、もし隣人がいなくなり、トイレ内の照明が眩しすぎると感じたら、温水洗浄便座への電源供給用コンセントに同じ保安灯を付けると思います。
人感センサーは書かれているような問題が発生しないように色々考えるのが面倒なので、採用しませんでした。
伊藤@横浜さんはじめまして。かってにスイッチ自体は非常に便利なのですが、トイレといえば白熱球しか使ったことがなかった我が家では誰一人としてこの問題に気が付きませんでした。
我が家でも足元灯は二か所設置しましたが、これは非常に使い勝手がよく、もう数か所設置してもよかったと思える場所がありました。
コメント頂戴しありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。