当地も朝晩はだいぶ涼しくなり、冷房運転も終了しました。
冷房を使わなくなったばかりですが、あと一ヶ月ほどすると、我が家では床暖房の運転が始まります。
我が家では昨年は11月3日、一昨年は11月13日と少し早めに全館床暖房を始めています。我が家では例年最低気温が10℃を下回る日が続くのが床暖房開始の目安となっています。
ところでエアコンの運転が終了し、RAYエアコンの運転が完全に止まったこの時期、確認しておくことがあります。
それは床暖房に使用されている不凍液(2016年以降の方は床暖房は不凍液ではなく、水を使用)の水位の確認です。
不足しているとどうなるのか、補充方法などについて運転前に必ず確認しておきましょう。
不凍液が不足することで発生する不具合
不凍液が足らないと、どのような事が発生するかご存知ですか?昨年の冬にしろのすけさんが書かれた記事に詳しく載っています。
参考 床暖の効きが悪い!からの対処法(飛んでけ!i-smart )
それによると
- 床暖房の効きが悪くなる
- 室温が上昇しないため、余計な電力を消費する
など発生するようです。
冷房運転を終了させて、床暖房の運転をする前のこの時期に、不凍液が不足していないか、必ずリモコンの表示を確認するようにしましょう。
水位が低下、または異常低下の場合には床暖房のリモコンにエラーコード(LL、EL)が表示されますので、シーズン最初の運転開始時には床暖房のリモコンをよく確認するようにしましょう。
このように床暖房のリモコンにエラー表示が出る場合は対処方法が分かりやすいのですが、しろのすけさんのようにそうでない場合には原因を掴めるまでに苦労することになります。
確認方法や不凍液の補充は一度やってみれば分かりますが、非常に簡単です。取扱説明書にも記載がありますが、面倒な方は我が家の例をご覧いただきチャレンジしてみてください。
不凍液の補充方法
補充用の不凍液
引渡しの際に説明を受けると思いますが、補充用の不凍液は床下点検口の中に置かれていることが多いようです。
温水床暖房用の不凍液で、製品名は「ショウブラインM-37」となります。
20kg入りが8千円台(送料別)で販売されています。
(追記)一条アプリのオンラインストアでも、この不凍液が購入できるようになっています。20㎏が5,940円とかなり安く入手可能です。
この不凍液は希釈が不要なので、このまま補充すればOKです。
三度目の冬を迎える我が家の室外ユニットの不凍液の様子
室外ユニットの給水タンク(下の写真の赤丸部分)を開けて中を見ると、明らかに昨年よりも水位が低下したのが分かりました。
昨年、二回目の冬を迎えるにあたって、不凍液の不足は確認できませんでしたので、三年目にして初めての補充となります。
新築後であれば、循環液が不足することはまず考えられません。ただし毎年給水タンクの水位を見ておくと、一年でどの位減少しているのかの目安が分かるようになると思います。
これからご紹介する手順は特に難しいところはありませんし、時間も掛かりませんので、一度も見たことがないよという方も是非確認していただきたいと思います。
補充の手順
まず以下の点には十分注意してください。
運転中や停止直後にタンクのふたを開けると、循環液(不凍液)が飛び散って、やけどの原因になります。
運転を開始してから、エラーが出た場合などは、運転を停止させた後しばらくして循環液が冷めてから補給をしてください。
手順①
室外ユニットの上部にある、給水タンクカバーを外します。
ネジ2本で止まっているだけなので、手で回せます。ドライバーは不要です。
“手順②
給水タンクのふたを開けます。左に回転させれば簡単に外れます。
水位はこのような状態で、昨年に比べて5センチほど低下していました。
手順③
循環液(不凍液)を補給します。
補充前の写真を見ると僅かな水位の低下だったので、少し補充すれば大丈夫かと思いましたが、間違いでした。およそ2リットルほどの量を入れて、ようやく水位がここまで上昇しました。
勢い余って、少しこぼれてしまいましたが、拭き取れば大丈夫です。
手順④
補充が終了したら、給水タンクふたを閉めた後、給水タンクカバーを元通りに取り付けて終了です。
不凍液は小分けにしておくほうが便利
以前にこの不凍液をペットボトルに小分けにされて保存されていた方をブログで見た記憶があります。
段ボールの容器に入れたままの補充は、非常に作業しずらいです。女性だと少々重く感じる方もいらっしゃるかも知れません。
私も途中で段ボールの容器が手から滑ってこんなことになってしまいました。
ハイドロテクトタイルに不凍液を思いっきり撒いてしまいました。ただし不凍液は拭き取れば簡単に落ちますので、ご安心を。
最後に
中間期の今が不凍液の確認・補充にはもってこいの時期になります。
関東では一カ月もすると早いお宅では床暖房の運転を始めるかと思います。その前に是非一度確認することをお勧めします。
コメント
はじめまして。
面倒だと思っていましたが、こちらのブログを読んで、点検・補充するやる気が出ました。
分かり易く、有難うございます。
はじめまして(^^)
記事をご覧くださったうえに、コメントまで頂きありがとうございます!
少しでもお役に立てば、記事を書いたものとしてはこれ以上嬉しい事はありません(^^)
しっかりと点検して、快適な冬を迎えたいですよね。
閑古鳥さん、こんばんは(*^ー^)ノ♪
そう言えば冷房切ってそのままでした。
f(^_^;
早速、送風して乾燥させて、不凍液も足しておきます。
我が家の不凍液はペットボトルに移し済みですよ♪
(*^ー^)ノ♪
つんでれよっし~♪さんこんばんは(^^)
ペットボトルに入れておくと、どの位補充したのか一目で分かるのでやっておくべきでした。
5センチほど不凍液の水位が下がっていたと思うのですが、まさかあんなに補充が必要になるとは思いませんでした(^^;
タイムリーな記事を読ませていただきました。
実は私は一度も不凍液を確認してないんです。(笑)
今年は確認しようと思っていた時にこの記事なのでもう逃げられないとおもいました。
確認してみます。
グラスママさんこんばんは(^^)
私も重い腰を上げて今年はやってみました。
不凍液は小分けにされていますか?箱に入った状態での補充は、頼りになるご主人様にお任せした方がよさそうですよ。
私のように壁に補充しないようお気を付けくださいね(^^;
こんにちは。
なるほどそうですね。もうしばらくすると床暖房が始まりますよね。
我が家の不凍液は使った残りを置いてあったみたいで、20㎏はありませんでした。
これまで2回ほど補充したので、残り僅か・・。
閑古鳥さんのブログを見て、あわてて確認したらやはり水位は下がってました。
忘れないうちに補充をします。
小分けするっていうアイデア、なるほど!って思っちゃいました。ありがとうございます。
新しく購入したら、とりあえず半分でも小分けしておこうかな。
プリプリマンさんこんばんは(^^)
小分けにしておいたほうが、補充するのも楽だということが今回やってみて初めてわかりました^^;残量もダンボールの容器に入っているとよく分かりませんので、その点でもメリット多そうです。
我が家も、後一回補樹すると、不凍液の残量が心配なレベルになりそうなので、早めに手配するようにします(^^)