一条工務店のシミュレーションによれば5月は一年で最も発電量が多くなる月です。皆さんのお住いの場所の発電量はいかがだったでしょうか?
そんな期待膨らむ5月の我が家の発電に関するデータをご紹介します。
太陽光発電設備に関するデータ
- 太陽電池モジュール(単結晶)…20.09kW(屋根15.17kW、ソーラーカーポート 4.92kW)
- 屋根勾配…1.5寸(屋根搭載・カーポート共)
- パネルの方位角…真南より2.45度東向き
- パネル設置場所…群馬県前橋市
- 買取価格…全量買取32円(税込34.56円)
- 夢発電システム利用…金利1%、支払回数120回(10年)、元利均等返済、毎月の元利金合計57,821円
特に断りが無い場合、発電量は我が家のパネル搭載量20.09kWによるデータです
パネルの仕様については、日本産業のHPをご覧ください。
5月の天気・気象データ
こちらは 日本気象協会が発表している5月の3時間ごとの天気です。
5月というと上旬は五月晴れが続くイメージがあるのですが、今年は真っ青に晴れ渡った日が例年になく少なかった気がします。
数値で検証してみます。過去44年間の平均と昨年、今年のデータになります。
全天日射量は平年より若干多いものの、気温も2度ほど高めでした。特に下旬には最高気温が30℃を超える日が4日もあり、23日の最高気温は33.4℃とこの時期にしてはかなり暑くなりました。こうなると発電効率はガクッと低下します。
また曇りが多かった割に降水量が少なかったので、パネルの汚れによる発電効率の低下も影響したのではないでしょうか。
昨年の全天日射量はかなり多かったので、昨年の発電量と比較できる方はかなり発電量は落ち込んだのではないかと思われます。
5月の発電量
発電量は2693.47kWh(太陽光パネル1kWあたり134.0kWh)となりました。
一条工務店のシミュレーションによれば5月の発電量は2,420kWhですから、シミュレーション比111.3%となりました。
また毎年1%のパネル劣化を考慮すると、初年度の5月のシミュレーション値はおおよそ2,648kWhとなるので、ほぼ同じ数字となりました。
腐っても5月、という感じでしょうか。曇っていても日差しはかなり強力です。
5月のデータ
5月の発電に関するデータがこちらになります。
5/20については16,17時のデータが発表されていませんので空欄になっています。
2列目:日照時間…直射光によって物体の影が分かるくらいの明るさ(直達日射量が120W/㎡以上)
3列目:前橋地方気象台の計測した全天日射量(単位をMJ/㎡から kWh/㎡に変換)
4列目:全天日射量をもとに我が家の屋根勾配と方位角を加味して計算した傾斜面日射量
5列目:損失0の予想発電量(傾斜面日射量×20.09kW/h)
6列目:実際の発電量
7列目:5,6列目を比較した損失係数(%)
となっています。用語についてはこちらの記事をご覧ください。
傾斜面日射量と発電量
傾斜面日射量と発電量の関係をグラフにしたのがこちらになります。
4,5月の近似値線を引いてみましたが、5月になって発電効率が低下しているのがわかります。(Y=17.795X:4月、Y=16.256X:5月)
傾斜面日射量も7~8kWh/㎡に5月のデータが集中していますが、発電量はなかなか伸びてくれませんでした。
最後に
一条工務店から頂いたシミュレーションによれば6月の発電量は1,778kWhと5月に比べ642kWhも少なくなっています。
5/26に気象庁から発表になった向こう一か月の天候の見通しが発表されました。それによれば東日本の太平洋側では、平均気温は平年並みか高め、降水量も平年並みか多め、日照時間はほぼ平年並みの見込みとなっています。
前橋の過去の数値に当てはめると平均気温21.3~21.9℃(今年5月20.2℃)、降水量123.4~162.7㎜(今年5月41㎜)、日照時間121.3~146.9時間(今年5月208時間)になります。
関東甲信地方の梅雨入りの平均が6月8日、今年の梅雨時期の天気はどうなるでしょうか。
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