Web内覧会27回目は書斎兼納戸をお送りします。
図面
書斎兼納戸って何だ?と思われた方もいらっしゃるかと思います。広さ3帖の納戸を兼ねた書斎スペースです。
居室扱いなのでロスガードの換気はついていますが、天棚は納戸ではないのでオプション扱い(12,000円)となっています。
この部屋ができる過程
部屋は階段を上った正面に位置しています。
当初間取りを考える過程で、二階の子世帯の収納に不安を感じ設置することにした3帖の納戸です。
二世帯住宅で私の両親と同居してくれる妻には遠慮もあり、なかなか自分の書斎スペースの確保を主張できずにいた私、単に気が弱いだけなんですが…。
間取りが確定しつつあった時期に、納戸に自分用の机を入れて書斎代わりに使って良いか尋ねた所、あっさりと許可が出ました。次の打合せの際に設計士さんにお願いして納戸から洋室に変更して頂きました。
部屋の様子
部屋の中は何にもありません。何の変哲もない一般的な3帖の納戸もしくはWICのようです。違うのは居室扱いになっている点
収納には付いていない、SA(Supply Air・ロスガード給気口)が付いていることぐらいでしょうか。
また天棚付近にLAN、TELの起点があります。情報BOXは採用していませんので、この天棚にモデムやルーターを置く予定でいます。
この部屋の外のバルコニーの壁にはアンテナ(ラジオ用)の引き込み用に空配管(直径28㎜、価格8,900円)をオプションで設置しました。この空配管は部屋の3口コンセントにつながっています。
避熱ハニカムシェード
この部屋には引違い戸が一つあります。以前ご紹介した玄関上のバルコニーにつながっています。
東に面した窓なので、通常だと標準のハニカムシェードがつきます。しかし荷物も置く予定となっているため、避熱ハニカムシェードをオプションで採用しました。
この避熱タイプのハニカムの性能は素晴らしいです。
窓を開けている時。
ハニカムを下すとご覧の通り、電気をつけていなければ真っ暗になりますし、日中ガラスが日差しで熱いくらいの時でも、このハニカムを閉めると熱がほとんど部屋の中には伝わってきません。
基本的に夜の使用を考えているので、窓にはカーテンレールもつけませんでした。
将来の可変性も考慮
書斎として利用するに当たっては、もう少し使いやすくしたいと考えたこともありました、例えば本棚(ブックシェルフ)を設置したり、自在棚を机代わりに設置したりと。
結論から言えばいっさい手を加えることはしませんでした。我が家は二世帯住宅ですが、将来的には部屋が余ることが予想されます。自分専用の部屋を確保した際にこの書斎スペースはおそらく使わなくなると思います。
そうなった時ここは本来の納戸に戻して使うので、あまり色々と設置しない方がいいと判断したためです。
書斎スペースとしての利用頻度が低ければ納戸として利用できるので、部屋が無駄になることはないかなぁとも考えてもいます。折角書斎スペース作ってあげたのに何で使わないの!と罵倒されずに済みそうですからね…^^
失敗点
失敗点もあります。書斎として利用する際の机の位置です。設計時の予定では机を掃出し窓の前に置く予定でいました。
赤い四角の辺りです。うっかりしたのはハニカムの上げ下げの紐の位置が左にあったことでした。左に紐があると机が邪魔をして、上げ下げに非常な苦痛を伴います。また机の上に何かを置くと、紐自体隠れてしまいどうにもなりません。
机の位置をずらすしかなさそうですが、他の場所に移動すると荷物の置くスペースが減ってしまします。
さらにコンセントの位置も机の左下に来るように設置したので、他の場所に動かすと延長コードを使用せざるを得ません。一体どうしたものか途方に暮れております。
このハニカムの紐って左右にどちらかについていますが、規則性ってあるのでしょうか。どなたか教えてください(今更知っても遅いのですが…)。
男は何故書斎を欲しがるのか?
果たして理由などあるのか?
これが分れば苦労はしません。ひょっとしてY染色体には書斎が欲しいとでも刻まれているのではないかと思いたくなるほど書斎に憧れる男性は多いと思います。
書斎を欲しがる理由として男性が挙げるのは「一人で落ち着ける自分の居場所が欲しい」「誰にも邪魔されずに読書や趣味を楽しみたい」「家の中で自分色に染められるスペースが欲しい」など様々なようです。
ところで先日設計士のいそまるさんがこんな記事を書かれているのを目にして、感心してしましました。
女性は家全体を自分のスペースと思っているから書斎など欲しがらない、逆に男性は家の中に自分のスペースは存在しないと思っているから、せめて書斎に自分の居場所を求めたいということがいえるようです。
その通りと同意する旦那様も数多いのではないでしょうか。
欲しいものを与える効能(笑)
これから間取りの打ち合わせを控える奥様方に提案です。もし男性が本能的に書斎を欲しがるのであれば、いっそのこと積極的に与えてみてはいかがでしょうか?さらに出来ることなら旦那さんが言い出す前に提案してあげれば効果抜群です。
男性はそんな大それたスペースを求めていません、おそらく。むしろ籠れる感が好きなのですから。たった2~3帖でも、寝室の壁にカウンターを作り付けただけでも、或いは私のように納戸の中でも大丈夫でしょう。その瞬間から打ち合わせの主導権は奥様の手に握られること請け合いです。
気を付けるのは書斎を与えるとは言わずに書斎スペースといった方が無難です。書斎というと部屋を連想させますから、与えるのはあくまでスペースです。
我が家の場合の損得
書斎を決めた引き換えに私が妥協もしくは諦めたものをご紹介しておきます。
- 吹抜けを広くとれるのでオープンステア階段を提案したのですが断られました。
- シューズウォールが欲しかったのですが、妻の主張するシューズボックスに変更
- 浄水器の設置
- 二階セカンドキッチンの設置
如何でしょうか?畳2,3枚のスペースを与えることで得られるものは多く、提案する価値はあると思います。
最後に、もしそれでも旦那さんが言うことを聞かなければ、その時は簡単です。
「私も諦めるから、あなたも書斎諦めてね」
RA無くして貰う?と私も何度となく脅かされてきました、効果絶大です。
コメント
こんにちは。
当初からブログを拝見させていただいております。
我が家も納戸+書斎で3帖です。
夫の第一希望が書斎だったため、常に書斎ありきで間取りを検討していたところ、
その他はほぼ私の希望を叶えてくれました。笑
ハニカムのひもは「一条 ハニカム ひも 位置」で検索するといくつか出てきますね。
我が家の場合、規則性はなく自由に選択することができました。
ただし、
「押し開き窓の場合は開放部と反対(蝶番)側」をおすすめされたと記憶しています。
机の位置、悩ましいですが…。
延長コードの使用、
見栄えの面は、白いケーブルモール等を利用して端の方に這わせてしまうと
あまり気にならなくなるかとも思いますが、いかがでしょうか。
さあみさんはじめまして^^
実は私もブログ拝見させて頂いてました^^私より少し早いスケジュールだったこともあり参考にさせて頂いていました。
ハニカムの紐の規則性はやはりないのですか。引き違い窓が多い我が家の場合、右についていたり左についていたりしていますので
何でだろう?と疑問に感じておりました。打合せの時にはそこまで気が付きませんでした。
机の位置もアドバイスありがとうございます!納戸の中なので、いざとなったら延長コードを割り切って使えばいいかと決心がつきました。
コメントありがとうございました。
おはようございます♪
うちは主人専用に納戸を作りました。
書斎までは行かなかったんですけど、今出来上がってみるともうちょっと広くしてもよかったなあと思ってます。 やはり男の方は仕事もしてますので専用の部屋(?)があってもいいのかなと思いますね。
こんばんは^^
ご紹介して頂いた温湿度計を今日設置してきました。外は11度なのに部屋の中は22度もあり、暖かいお家なんだと改めて実感しましたよ。
ご主人の様にお仕事をご自宅でされる場合には必要ですよね、私の場合は家で仕事しないので完全な趣味部屋です^^;
お久しぶりです
思わず頷きながら読んでしまいました(笑)
土地探しの時、不動産屋さんが「奥さん、旦那さんはちょっとした書斎と広めのお風呂さえ与えとけば、男は満足なんだよ・・・」と言ってた言葉を思い出します
間取りについては、やはり不動産屋さんの予言通り、書斎とお風呂広めの要望
やはりうちの場合もスペースの都合上1部屋は無理だったし、広い書斎も無理だったので、どうせ狭いんだったら・・・と主寝室に1.5畳程の書斎スペースを設けました
特に何か置きたいというわけでもなさそうなので、それで満足だったみたいです
私としては、書斎なんかより収納!もしくは家事室みたいな方が余程役に立つよ!って内心は思ってますが、そこは黙って、数少ない希望を叶えてさしあげました
はい、完全に家づくりは主導権私ですね(。-∀-)ニヒ♪
間違いないです(笑)
ココさんこんばんは^^
思春期の子供が自分の部屋に籠るのとそっくりです。籠る理由(?)は人それぞれ違うようですが、でもこんなことぐらいで男は満足するのですからカワイイものですね。
そういえば風呂の広さに拘ったのも私だった記憶があり、さすが不動産屋さん商売柄よく男心をよくご存じのようで(笑)
私もすっかり妻の深慮遠謀にしてやられた形です。コメントありがとうございました!