一条工務店群馬の伊勢崎展示場が4月28日にリニューアルオープンしました。オープン初日に見学させていただきました。
建替えにより、セゾンから、i-smartに建物の種類が変更になりました。
場所はTBSハウジング伊勢崎会場内、北関東自動車道駒形ICからほど近い場所に住宅展示場はあります。
初めて一条工務店の展示場に行かれる場合、事前に標準仕様についての理解を深めておくと、より楽しめるかな思います。
伊勢崎展示場i-smartの間取り
- 1階:100.30㎡(約30坪)
- 2階:121.18㎡(約37坪)
- 合計:221.48㎡(約67坪)
2階の床面積が広いのは、1階事務所スペース36㎡が除かれているためです。
間取りはこちら(クリックで大きい画像が表示されます)。
(1F、事務所部分は除いてあります)
プライベート玄関も設置されており、こちらは洗面所などの水回りに直結しています。展示場という性質上、玄関~玄関ホール~リビングまではかなり広い作りなっています。
1Fの水廻りエリアは浴室・脱衣所・洗面所・トイレ以外にもユーティリティーなど2部屋が、所狭しと隣接しています。事前に位置関係をよく確認していかないと肝心なところを見逃す恐れもありそうですね。
(2F)
図面から拾い出しただけでも、この展示場の収納は
- SAC-30A(システムクローゼット)
- SQC-30B(システムクローゼット、スライド収納付き)
- SQC-60B(システムクローゼット、スライド収納付き)
- SAC-45A(システムクローゼット)
- SAC-45T(システムクローゼット)
- SB1142(ブックシェルフ)
- SB1542(ブックシェルフ)
- QWC-6060-4B(トータルシステムクローゼット ウォークインタイプ)
- SQC-60F(トータルシステムクローゼット)
- SQP-30B(システムパントリー)
10種類もあります。その大半が二階に集中しています。
(参考) クローゼットの種類(クリックで大きな画像を見られます)
(立面図)
太陽光パネルは16.8kW搭載されています。
キッチン
一階キッチン
スマートキッチンのワイドカウンタータイプ、色はプレミアムブラック。
カップボード(オプション)は同じくプレミアムブラックのB270DRタイプです。カップボード左側にはシステムパントリー(SQP-30B)が設置されています。
キッチン脇にはリモコンニッチ(オプション、写真右)が設置されています。このリモコンニッチ、ホワイトボード部分のシートが剥がれたりヨレが出たりと不具合が報告されているものと同じタイプだそうです。
天板にはキッチン、カップボードとも天然御影石カウンター(オプション)が採用されていました。
二階キッチン
二階キッチンはスマートキッチンのステップアップカウンタータイプ、色はプレミアムホワイト。我が家で採用したものと同じです。
カップボードはB180D。カップボードと吊戸棚の間の窓がJF5915のFIX窓が採用されていました。
我が家ではJ4415の引き違い窓ですが、開閉することは稀。隙間からホコリが侵入したり、レールの掃除などデメリットも多いかなと思います。
一階二階のキッチンとも高さはともに850ミリと最も使われる高さ設定になっています。展示場は打ち合わせを兼ねる場所なので、高さが違うキッチンだと体感ができ面白そう。
下がり天井に間接照明
一階、二階のキッチン見学の際には、スマートキッチンだけではなく上も見上げて下さい。天井を下げた間接照明でおしゃれ感満載です。
ただこの部分の間接照明は、キッチンという場所柄、ホコリだけではなく油汚れに対する対策も必要です。
入居されている方はご存知かと思いますが、レンジフードは内部だけではなく、外側にも油汚れは結構付着してしまいますよね。
このような下がり天井の開口部分や間接照明など油汚れがついても掃除はかなり難しいかと思われます。
間取り作成ではキッチンの並びにも注意
これは一階のキッチン部分の間取りです。
これから暑くなるとお父さんはビールを、子供はジュースと、冷蔵庫を使う機会が増えます。そんな時に冷蔵庫が一番奥にあったらどうでしょうか。IHで調理している人の後ろを一々通らなければならず、煩わしいですし、何より危険を伴いますよね。
また料理の手順から考えても、「冷蔵庫の中から食材を出す」→「シンクで洗う」→「IHで調理する」という手順が一般的。やはり「冷蔵庫」→「シンク」→「IH」の順番で並ぶのが自然です。
展示場ゆえに、スマートキッチンを目立つ位置に設置する必要があるため、このような配置となっていると考えられます。実際にこのようなキッチン、冷蔵庫の配列をしてしまうと使い勝手が悪くなる可能性があります。知っておくと間取り作成の際に役に立ちますよ。
オープンステアー、ファイン手摺り
展示場のオープンステアーは3.5マスの長さ。通常のものより0.5マス長いため傾斜は緩やか、さらにすれ違いも容易に出来るよう踏板の横幅も広く取られています。
この展示場の踏み板自体は通常のものと同じ奥行きですが、段数が2段多くなっています。
我が家はボックス階段でオープンステアーに慣れていないせいか、小学1年生の子供はこわごわ降りていました。
オープンステアー脇の壁紙はアクセントクロスを大胆に採用していますが、好みは分かれるところかなと感じます。
オープンステアーを昇りきって、玄関方向を見たところです。
オリジナルファイン手摺(オプション)の現物を初めて見ることが出来ました。5.5Pの長さがあるので、実際に採用となれば価格301,000円になります。
営業さん曰く、汚れ、手垢がかなり目立つので、展示場ということもありマメに拭き取りをする必要もあり手間がかかるようです。
大型ハンドルに変わる掃出し窓の新仕様
一条工務店の掃出し窓は、現在トリプルサッシになっています。なかでもパノラマウィンドウは相当の重量がありますので、サッシの開閉用の引手だけでは開け締めが大変です。
これまでの大型ハンドル(オプション)に変わり、標準仕様として登場したのがこれ(名称不明)。おそらくバネの力で初動の開閉を楽にしてくれるものです。
ただし重いサッシを引っ張る力に変わりはありませんので、大型ハンドルとどちらが良いのか、甲乙つけがたい気もします。
作りがかなり華奢なので、長期間の使用に耐えられるか、営業さんも心配していました。
アクセントクロス
はい、ここからはセンスの欠片もない私には未知の世界かと思われますが、ご紹介だけしておきます。
伊勢崎展示場の二階、打ち合わせに使わる3部屋には、壁四面の中の一面にアクセントクロスが施工されていました。
サンプルの壁紙だけだとピンとこないのですが、これなら安心して(貼られている壁紙に関してだけですが)採用できそうです。
見どころ満載の外構
営業さんによれば、伊勢崎展示場は外構と家具に力を入れているそうです。
この展示場は珍しく、二面が弊で囲われています。この部分に外構が施されていました。
ウッドデッキは12畳ほどの広さ。樹脂製のウッドデッキのためメンテナンスフリー、さらにウッドデッキ上部の屋根は開閉がボタン一つで出来ます。
晴れた日にはお日様の光を取り込み明るく、雨の日でも外でティータイムといった使い方が出来る優れもの。ただそれなりにお値段は張りそうですね。
宿泊体験棟が7月にオープン
一条工務店群馬の宿泊体験棟は、これまでプリアールでしたが、いよいよi-smartの宿泊体験棟がオープンするようです。
場所は伊勢崎の西小保方町、ショッピングモール「スマーク伊勢崎」から1.1kmほど離れた分譲地の一角となる予定です。
この体験棟、さらぽか空調が導入されているそうです。宿泊体験にもっとも適した時期といえば、全館床暖房を体験できる真冬ですが、さらぽか空調によって夏場の宿泊体験も面白そうです。
このさらぽか空調、残念ながらモニター商品ということで採用できる数が限られていますので、希望すれば必ず導入できるわけではありません。
私も一度さらぽか空調を体験してみたいです。
最後に
基本的な標準仕様に加えて、キッチン御影石天板、リモコンニッチ、家電収納、オープンステアーなど、定番のオプションも盛り沢山の展示場です。
間接照明などもふんだんに取り入れられており、従来の一条工務店群馬のi-smartの展示場とは一線を画す雰囲気の仕上がりなのかな、というのが率直な感想です。
このようなお洒落なi-smartも魅力的なのですが、最終的に建築費もそれなりに必要です。予算管理をしたうえで取捨選択することが何より重要になります。
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