前回に続き今回も優良住宅ローンでフラット35の申込みした際の流れをご紹介します。
同社の事前審査を経て今回は住宅金融支援機構へ本審査(機構審査)の申込を行いました。
事前審査では「留保」という結果でした。「留保」って何?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
フラット35の事前審査の結果には次の3パターンに分けることができます。
- 承認…機構審査でも承認される確率が高いですから、本申込みをしてください。
- 否認…ゴメンナサイ、機構審査の申し込みはできません。
- 留保…フラット35を借入できるかどうかは機構の審査をしてみないと結果は分りません、または本審査の申込み書類を提出して頂き申込者・内容の詳細を検討した上で機構の審査に進んでいただきます。
となっています。私の場合機構審査ではどうなったのでしょうか。
フラット35の機構審査から買取仮承認までの流れ
機構審査から融資決定(買取承認)に至るまでの流れは
住宅金融支援機構へ審査申込(本申込)
↓
優良住宅ローンが書類確認
↓
住宅金融支援機構の審査
↓
住宅金融支援機構から優良住宅ローンへ買取仮承認・又は否認の連絡
↓
優良住宅ローンから申込者(ハウスメーカー担当者など)へ買取仮承認・又は否認の連絡
審査にははどの位時間が掛かったか
同社のHPのよくあるご質問によると
事前審査(仮審査)に3日程度お時間を頂いております。
その後本審査用の申込書を送付いたします。
ご記入の上、本審査の申込書をご返送いただき当社到着後、2週間ほどでご連絡いたします。
とあります。私の場合
- 12月2日(火曜日)申込み書類一式郵送
- 12月3日(水曜日)優良住宅ローンに書類到着
- 12月5日(金曜日)機構買取仮承認
- 12月8日(月曜日)優良住宅ローンより一条工務店に仮承認連絡
わずか4営業日で減額もなく無事仮承認を頂けました。
それにしても驚きの早さです。審査を受ける側としては一刻も早く結果が知りたいと思うのは当然の事かと思いますが、その期待を裏切らないどころか想像していたよりもさらに早く処理をしてくれるこの審査体制・事務処理能力は素晴らしい事だと思います。
金利や融資手数料も低いだけではなく処理も早くお勧めしたいモーゲージバンクだと思います。
本審査に必要な書類について
申込者によって変わってきますので詳しくは同社のHPの各種書類ダウンロードからB2のPDFファイルをご覧いただければと思います。
提出書類
私のケースでは、機構審査のために提出した書類は
- 長期固定金利型住宅ローン『重要事項説明書』
- 個人情報の取扱いに関する同意書
- 長期固定金利型住宅ローン借入申込書(その1)
- 長期固定金利型住宅ローン借入申込書(その2)
- 団体信用生命保険申込書兼告知書
- 機構団信債務弁済充当契約申込書
- 預金口座振替依頼書(白)(住宅ローン返済口座)
- 預金口座振替依頼書(青)(団信返済口座)
- 運転免許証<表・裏両面>(写)
- 健康保険証の<表・裏両面>(写)
- 住民票(原本・本籍地省略)
- 住民税課税証明書直近2年分(原本・収入額の記載あるもの)
- 源泉徴収票(写)
- 建築請負契約書(写)(印紙貼付、割印後のもの)
- 変更・追加建築請負契約書(写)(印紙貼付、割印後のもの)
- 地主の承諾書
- ③の家族欄に書ききれなかった為、別紙に補足
- 土地公図(写)
- 不動産登記簿謄本(写)<土地・接道>
- 地積測量図(写)または求積図(写)
以上20点でした。
これだけあると送付する際は必要書類一覧と照らし合せて、漏れの無いように気をつけてください。漏れがあればそれだけ審査が遅くなりますので、お急ぎの場合特に注意が必要です。
また送る際は必要書類一覧の順番通りにしたり、ブロックごとにクリップで止めておいたりすると、受け取った担当者の方は確認や処理が容易になるので配慮してみてはいかがでしょうか。(審査には直接関係はありませんが、気持ちの問題ですね)
記入に注意する点・分りにくい点
20点の書類作成などで注意点や分かりにくかった点をピックアップしておきます。
①~⑧については申込み書の書き方(記入例)がありますので、それをよく読めば分かると思います。
③の「長期固定金利型住宅ローン借入申込書(その1)」については記入箇所も多く、私自身記入していて分りにくい、あるいは迷った箇所もありました。
以下の2点です。
- 物件情報のフラット35S欄…省エネルギー性・バリアフリー性・耐震性・耐久性可変性の4つがありますが、i-smartの場合は耐震性可変性のAに○を付ければフラット35S金利Aプラン(10年間0.3%引下 今日現在)の適用となります。
- 物件情報の床面積…一条工務店から頂く平面図の下の欄に延べ床面積がありますのでそれを記入してください。
⑪の住民票については新居に入居する家族全員のものが必要になります。
私のように二世帯住宅となる場合で、現在両親と別の居住地となっている場合、両親の住民票と我が家の住民票の2通が必要となります。
⑬の源泉徴収票(写)は手許に見当たらなければ早めに会社の総務(人事)等に言えば再発行してもらえますので、早めに確認してください。
⑭の建築請負契約書(写)は一条工務店でコピーを用意して頂きましたが、契約(仮契約)時に作成したものでした。その後の打合せ中に金額が変わったこともあり、私は念の為⑮の変更・追加建築請負契約書のコピーを自分で用意して提出しました。
⑯の地主の承諾書については通常必要のないものです。私の場合父名義の土地に、今回私と妻の共有名義の建物を建てることから必要となった書類です。
⑱⑲については一条工務店で用意して頂けました。ただし原本を頂きましたのでそれぞれコピーを取り提出しました。ご自分で用意する場合は法務局に行って取得が必要です。
⑳の地積測量図(写)または求積図(写)については一条工務店から平面図と一緒に頂いていた敷地求積図のコピーを提出しました(敷地調査報告の求積図でも大丈夫です)。
最後に
フラット35の融資利率については実行時の金利が適用されます。
現在長期金利の指標となる10年物国債の市場利回りは0.35%程度とかなり低い水準となっていますが、私の融資の実行は来年7月頃となるので、今後金利はどのように変わるのか現時点では分りません。半年以上この長期金利の推移に一喜一憂しなければならないのかと思うとちょっと不安でもあります。
しかし無事機構の買取仮承認が頂けたことで、資金調達の目途も立ち何とか家が建てられそうなので、まずは一安心といったところでしょうか。
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